懐かしの映像を新しくダビングしたいと考えたときに、自分でダビング作業を行うより、業者のダビングサービスを利用した方がメリットが沢山考えられます。
ここでは、ダビングサービスを利用した時に考えられるメリットをまとめました。
まずは、ダビング用機材の心配がないことがメリットと言えるでしょう。自分でダビング作業を行う場合、古い映像を映せる機材(ビデオデッキ)とダビングできる機材が必要となってきます。昔ビデオデッキで主流だったVHSは生産終了しているので、もし手元に機材がない場合中古屋さんや専門店などで探す作業から始まります。
一方、ダビングサービスの業者ははじめからさまざまな機材を備えているため、注文すればすぐに作業に取り掛かれるでしょう。
ダビングサービスを利用する場合、業者にビデオを渡して契約するだけで完了します。ダビングサービスは店舗受け取りの場合とネット注文して自宅へ発送する場合があります。自分の利用したいお店がどのような受け等方法なのか事前に確認しておくと良いでしょう。注文したら、届くのを待つだけなので、普段忙しい方でも簡単にダビング作業が完了できます。
古いビデオテープは、長い年数が経っているため、テープの部分にカビが生えていたり、切れていたり、折れ曲がったりしている場合があります。自分で修復を試みようとしても、素人の場合、かえってひどい状態になってしまう恐れもあるのです。
一方、ダビング業者の場合、全ての業者が対応しているとは限りませんが、ビデオテープの修復作業を行うサービスを行っている所もあります。
修復されたビデオからダビングするので、当時の思い出をそのまま新しいDVDやブルーレイなどに残すことができるのです。
ビデオテープはテープにある磁性体にデータを記録しています。10年ほど経過すると、徐々に磁気が弱まってしまうため再生できなくなってしまうのです。また、磁気が原因でカビが発生しテープがくっついてしまう、テープが切れてしまう、古いビデオやデッキは部品が無く修理できないなど、ビデオテープが見られなくなってしまう要因は様々です。
DVDも経年劣化してしまいますが、30年以上長期で記録できる商品もあります。ビデオテープからDVDへダビングすることにより、映像の寿命を延ばすことが出来るでしょう。ただし、DVDも寿命を短くしてしまう要因はあります。
光を通さない黒いプラケースで保管すると、これらの要素からDVDを守ることができます。また、立てた状態で保管することも大切です。
ダビングすることにより、主での映像を共有しやすくなるのもメリットです。家庭内での日常のビデオ映像や学校行事、結婚式などのイベントを撮影したビデオ映像をDVDにダビングしておけば、複数の人で共有することが出来ます。
また、DVDを郵送することで遠方の親戚や知人にも映像を届けることが出来ます。SNSやクラウドサービスなどで画像や映像を共有することが多いかもしれませんが、容量や通信環境によっては思うように見られないことがあるかもしれません。また、高齢者の方にとっては操作が難しくなかなかうまく見られないこともあるでしょう。そんなとき、DVDであればデッキに入れるだけです。比較的操作に慣れているでしょうから、子どもの様子を手軽に見てもらうことが出来るでしょう。
ビデオはスペースをとるため、大量にあると保管場所を用意するのも大変です。しかし、DVDはビデオよりもコンパクトなので、省スペース化が可能となります。ケースにはプラケースやトールケース、不織布がありますが、不織布ケースであれば1枚の保管スペースをさらに削減することが出来ます。ただし、傷やゆがみからDVDを守るのであればプラケースやトールケースが優れていますので、長期保管をしたい方、きちんと並べて保管したい方はしっかりしたケースを選ぶと良いですね。
また、ビデオ1本の容量としては標準で2~3時間程度ですが、DVDであれば片面2層で3.6時間ほど記録することが出来ます。ビデオの本数よりもDVDの枚数を少なくできる場合もあるでしょう。
大変便利なダビングサービスですが、一方で利用する際に注意しなければならないことがあります。次は利用する際の注意点を詳しく見ていきましょう。
ダビングサービスは、大変便利なサービスなので、昔撮りためていたビデオを一気にダビングして、きれいに保存したいと考える方が多いでしょう。特に、家族の思い出や記録を残しておきたいといつも考えている方は、家に眠っているデータが大量にあることが考えられます。
しかし、注意しなければならないのは、ダビングサービスの料金体系を確認してから注文を行うことです。ダビング業者によっては、数本まとめて頼む場合は料金が変わったり、古いテープの場合修繕費用が多くかかったりする場合も。
業者によって「少ない本数がお得」「まとめて大量依頼がお得」など、自分の目的によって適材適所を確認しましょう。
自分の利用目的とかけられる予算を把握し、適した業者を見つけるのがおすすめです。
ダビングサービスは通常、数週間の納期設定になっている場合が多いため、早い段階での納品を求めている場合は、あまり向いていないでしょう。例えば、物置の掃除をしていたら、昔のビデオが出てきて、すぐにダビングして配りたいなど急な対応には、対応可能な業者に依頼する必要があります。
業者によって納品までの期間やお急ぎ便の対応はまちまちなので、依頼前に必ず確認しましょう。
対応メディア | DVD・CD | BD | データ |
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VHS | 598円/本 | 1,257円/本 | 598円~/本 |
miniDV | 598円/本 | 1,257円/本 | 598円~/本 |
対応メディア | DVD | BD | データ |
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VHS | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
miniDV | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
■選出基準
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