終活をしようと考えたとき、住宅にある大量のビデオテープをどうするか頭を抱える方も少なくありません。大切な思い出を捨てることは、なかなか勇気がいるものです。このページでは終活のためのダビングサービスについて紹介します。
そもそも終活とは自分自身・家族のために生前に周囲のものを整理し、より良い人生の最期を迎えるためのものです。終活は少子高齢化が進むことで生まれた言葉と言われています。自分の周囲の方に負担をかけたくないという思いからの行動でしょう。
これまでは「死」に向き合うことは縁起が悪いとする考えもあり、物が捨てられず、残された家族は非常に大変でした。しかし近年では生前整理・終活を前向きにとらえる方も増えつつあり、終活を行うことで過去の思い出を振り返ることができます。さらに部屋をスッキリさせることで、物に躓くといったリスクを減らすメリットもあるでしょう。そのため、終活を楽しみながら行っている人も多い状況です。
終活と言っても、どんなことを行ったら良いのか分からないという方もいるでしょう。ここでは生前整理を行う際のポイントを紹介します。
生前整理をするためには、まずは必要なものと不必要なものを分ける必要があります。もちろん大きな家具・家電なども生前整理の対象ですが、最初は洋服から始めると良いでしょう。洋服は思ったより使用していないものも多く、改めてチェックすると不要なものも多いはずです。洋服の仕分けが終わったら、食器・調理器具・本・家具・家電の順番で片づけを進めてください。
収納スペースから片づけを行っていくと生前整理も捗りやすくなります。収納スペースの奥にあるものは基本的に不要なものです。無理せずに自分のペースで整理しましょう。
つい重たい家具・本などは後回しにしがちです。しかし重たいものを片付けるためには体力・筋力が必要となるので、早めに行ったほうが良いでしょう。自力で片づけができるタイミングで整理しておくことが大切になってきます。ただ自分で運ぶことが少しでも難しいと考えたら、周囲の人に協力してもらってください。無理をしてケガをしてしまえば整理どころではなくなってしまいます。ケガをしないように注意しましょう。
終活をする際に、一番トラブルになりやすいのが重要書類をどこに置いたか分からなくなってしまうことです。片付けに夢中になるあまり、大切な書類を紛失するケースは多々あります。そのため保険証・貴重品・契約書類などの重要なものは、できる限り1か所にまとめておくことが大切です。たとえば自身がケガ・病気などで入院した場合、家族にも保険証の位置を伝えやすいというメリットもあるでしょう。いざという時のためにも、重要な物の位置を把握しておく必要があります。
自宅に数多くの思い出が詰まったビデオテープが出てくるケースもあるでしょう。そんなビデオテープを片付けよう・処分しようと思えば、ストレスになる恐れも考えられます。もし捨てたくないと考えているなら、ダビングサービスを活用してみるのがオススメです。ダビングサービスなら大量のビデオテープもデータにまとめてくれるので、置き場に困ることはありません。また可能な限りキレイな状態でデータに残せるので、いつまでも思い出を残し続けることができるでしょう。
ダビングサービスを提供している会社も複数あるので、予算やニーズから自分に合った会社に相談してみてください。大切な思い出だからこそ、後悔しないように終活しましょう。
ビデオテープは、年月とともにどうしても劣化してしまいます。湿気や熱、磁気の影響で、画面が揺れたり、音声が飛んだり、カビが発生したり…。いざ見ようと思っても、再生できなくなっているケースも珍しくありません。
ダビングでデジタル化しておけば、そうした心配はぐっと少なくなります。DVDやMP4などのデジタル形式で保存すれば、繰り返し再生しても画質や音質が劣化しないのが大きなメリットです。
「いつか子どもや孫と一緒に見たい」「思い出を受け継いでほしい」そんな映像があるなら、“見られるうち”に、“残せる形”に変えておくことが、未来への贈りものになるかもしれません。
昔のビデオテープは、再生するだけでもひと苦労。でも、ダビングしてデジタル化すれば、スマホやパソコン、テレビなど、身近な機器ですぐに視聴できるようになります。
たとえば、お正月に家族みんなで思い出の映像を見返す。遠方に住む親戚にデータを送って「懐かしいね」とメッセージを交わす。そんなふうに、ひとりの記憶だった映像が、“家族みんなの記憶”として広がっていくのです。
思い出を共有できることは、終活を「ただの整理作業」ではなく、人とのつながりをあらためて感じられる時間に変えてくれるはずです。
終活で片づけを進めていると、改めて気づくのが「ビデオテープって、意外と場所をとっていたんだな…」ということ。数十本単位で押し入れに眠っている、というご家庭も少なくありません。
でも、ダビングしてしまえば話は別。DVD数枚やUSBメモリひとつにまとめられ、収納スペースはぐっとコンパクトになります。見返したいときにすぐ取り出せて、場所もとらない。整理と保存、どちらもかなえる方法として、ダビングはとても実用的です。
「ダビングって自分でできるの?それともお店にお願いするの?」そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
ビデオテープをダビングする方法は、大きく分けて「自分で行う」か「専門業者に依頼する」かの2通り。それぞれの特徴と向いているケースについて、わかりやすくご紹介します。
必要な機材やソフトをそろえれば、自宅でもビデオテープをデジタル化することが可能です。
具体的には、映像を再生するための機器(例:VHSデッキや8mmビデオカメラなど)、映像をデジタル信号に変換するキャプチャーボード、映像を録画するためのソフトやアプリケーション…といった機器が必要になります。
自分で行うメリットは、機材に慣れていればコストを抑えられること。さらに、自分のペースで作業を進められる自由さがあります。テープの本数が多くなっても1回あたりの費用が変わらないため、「少しずつ趣味感覚で進めたい」という方にとっては向いている方法です。
ただし、注意点もあります。機材を一からそろえる場合は、初期費用がそれなりにかかること。また、ダビングはテープの再生時間と同じ時間がかかるため、たとえば1時間の映像には、1時間分の録画時間が必要です。
さらに、機器の扱いに不慣れだったり、テープの劣化が進んでいたりする場合は、「映像が途中で止まる」「ノイズが入る」「うまく録画できない」といったトラブルが起こる可能性もあります。「大切な映像は確実に残したい」という方には、専門業者に依頼するほうがおすすめです。
もっとも手軽で安心なのが、ダビング専門の業者に依頼する方法です。テープを郵送または店頭に預けるだけで、希望の形式(DVDやMP4など)にデジタル化してくれます。再生機器やソフトを用意する必要もなく、面倒な手間もかからないことが大きなメリットです。
特に、何十年も前のビデオテープは劣化が進んでいることも多く、再生が難しいケースもあります。そうした映像も、業者であれば映像や音声の乱れをできる限り補正しながら丁寧にデジタル化してくれます。
また、業者の多くは一般的なVHSだけでなく、8ミリビデオやMiniDV、ベータ方式といったさまざまな形式のテープにも対応しています。ご家庭によっては複数の形式が混ざっている場合もありますが、そうした場合でもまとめて相談・変換してもらえるのが業者に依頼する強みです。「このテープ、そもそも再生できるのか分からない…」というような不安も、プロに任せれば安心です。

| 対応メディア | DVD・CD | BD | データ |
|---|---|---|---|
| VHS | 990円/本 | 1,648円/本 | 990円~/本 |
| miniDV | 990円/本 | 1,648円/本 | 990円~/本 |

| 対応メディア | DVD | BD | データ |
|---|---|---|---|
| VHS | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
| miniDV | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
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