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長期保管する方法

VHS(ビデオテープ)を
長期保管する方法

このページでは、VHS(ビデオテープ)を長期にわたって保管する方法や、VHSの劣化を促進してしまう原因について解説しています。大切な思い出の映像が記録されているVHSの品質を長く維持できるように、ポイントを把握しておきましょう。

VHS(ビデオテープ)の劣化の原因とは?

ビデオテープの素材はプラスチックなので、長い間日光に晒されたプラスチックがぼろぼろと崩れるように、ビデオテープも時間の経過によって劣化が起こります。磁器テープも素材はプラスチックなので、大切に保管しているつもりでも、いつの間にかダメになっているケースは多いのです。

ここではVHSの劣化リスクを高める代表的な例をご紹介します。

紫外線(日光・蛍光灯)

日光や蛍光灯から照射される紫外線は、プラスチックの劣化を早める原因です。日当たりの良い場所や蛍光灯の光が当たる場所にVHSを保管すると、紫外線が当たった部分の劣化が進みます。保管場所によっては劣化が進んで再生不能になってしまうので、注意が必要です。

高温多湿・カビ

ビデオテープの内側は密閉状態で高温多湿になりやすい条件が揃っています。そのため、テープにカビが生えてしまうトラブルはありがち。テープ自体はプラスチックですが、フィルムに磁性体を接着させるためのバインダーが原因でカビが繁殖しやすい環境です。

カビの生えたフィルムは正常に再生できないだけでなく、ビデオデッキの故障にもつながります。再生する際は業者に頼んでカビ取りをしてからにしましょう。

VHS(ビデオテープ)の長期保管を考える際のポイントは?

長期に渡ってVHS(ビデオテープ)を保管する際に、気をつけるポイントが7点あります。VHS(ビデオテープ)の保管方法や注意点についてまとめたので、参考にしてください。

高温多湿や温度変化の激しい場所を避ける

高温多湿の環境は、カビの発生リスクを増大させます。また急激な温度変化によってテープの内部に結露が生じれば、それもまたカビの原因へとつながります。

VHS(ビデオテープ)を保管する場合は、高温多湿や温度変化の激しい場所を避けるようにしましょう。出来るだけ通気性がよく、温度変化の少ない環境が理想です。収納する際、保管容器の中に乾燥剤や防カビ剤を一緒に入れておくのをおすすめします。

日差しや蛍光灯の明かりを避けて保管する

紫外線は、VHSを劣化させる大きな要因の1つです。直射日光を避けることはもちろん、蛍光灯にも紫外線は含まれています。蛍光灯の明かりが届く環境での保管も、出来るだけ避けた方が良いでしょう。

保管容器へ入れてVHSを収納する際に、不透明な箱や缶を利用すると紫外線対策になります。光が当たる場所で保管する場合は、不透明な保管容器に入れるようにしましょう。

ホコリが付かないようにする

カビや紫外線だけでなく、ホコリの付着もVHSが劣化する原因になります。

ホコリはすぐに除去すれば問題ありませんが、長期にわたって沈着したホコリは固形化します。カビや接着剤のようにVHSへこびりついて、破損が起こりやすくなるのです。そのため、ホコリが付かないように工夫して管理しましょう。

テープは巻き戻した状態で保管しておく

VHSは構造上、巻き取られていないフィルムの一部が常に外気へ触れている状態になります。そこから劣化して、映像の乱れにつながる可能性があるのです。

テープを巻き戻しておいた場合、外気に触れる部分はテープの最初にある「遊び」の部分に当たります。もし劣化したとしても映像が記録されている部分は守られるため、テープは必ず巻き戻した状態で保管しましょう。

ビデオテープを積み重ねたり下敷きにしない

大量のVHS(ビデオテープ)がある場合、スペースを節約しようと重ねてしまいがちです。重ねて保管した場合、下敷きになっているテープに重量がかかるため、変形のリスクが高まります。

原則として、テープは1本ずつ立てて保管するようにしましょう。

テープを立てて保管する場合、ビデオケースにしまった上で、テープの背面(ラベル面)を上にして保管するのが理想的です。背面を下にして立ててしまうと、テープの再生面にホコリが蓄積してしまう恐れがあります。

強い磁気の発生するものを近くに置いて保管しない

VHSで映像データを記録している媒体は、フィルムに接着されている粉末状の磁性体です。磁性体は磁気の力によって映像を記録するため、VHSのようなビデオテープは「磁気テープ」と呼ばれることもあります。

磁気テープはそもそも永遠に映像を記録できるものではないとされており、一般的に磁性体に保存されている情報記録の寿命は「15~20年」とも言われています。そのため適正に管理していても、映像データが経年劣化を起こして見れなくなってしまう可能性はあります。

磁気テープはその名の通り、磁気によって情報を保存する媒体です。周囲に強い磁気を発生させるものがあると、影響を受けて劣化が早くなります。例えばビデオテープの近くに強力なマグネットが置いてあると、それだけ磁性体の磁力を乱して映像データを劣化させたり、記録を喪失させたりする恐れがあるのです。

VHSを保管する場合は、磁力を発生するものから遠ざけるように注意しましょう。

1年に1回程度は再生・巻き戻し・早送りを行う

VHS(ビデオテープ)を再生することなく放置すると、劣化が進んでしまう恐れがあります。テープ部分が重なった状態が続くと、磁気の干渉が起こってノイズが入りやすくなるためです。また磁気テープを新鮮な空気に触れさせることで、カビの予防や湿気対策にもなります。

頻度に再生や巻き戻しを繰り返すと負荷を与えますが、1年に1回程度であれば劣化を防ぐ効果があります。

再生したビデオテープは、必ず巻き戻したうえで保管するよう気を付けましょう。

半永久的なデータの保存にはダビングがおすすめ

理想的な環境で保管したとしても、磁気テープとしての寿命と経年劣化が起こります。半永久的に映像データを保管したい、記録を失いたくない場合は、VHS(ビデオテープ)に記録されているデータをダビングによってデジタル化するのが良いでしょう。アナログデータからデジタルデータに変換することで、DVDやBlu-rayといった自分が使いやすい他の媒体で管理や再生ができるようになります。

劣化してしまうと、元の状態に戻すことはできません。時間経過によって劣化が進む前に、VHS(ビデオテープ)をダビングしてデジタルデータに変換することをおすすめします。

知識のあるダビングサービス専門業者を利用しよう

VHS(ビデオテープ)をダビングしようとしても、そもそもテープは残っているもののビデオデッキが無いといった方もいるでしょう。またビデオデッキがあったとしても、ビデオデッキが故障して見れなくなるリスクもあります。パソコンに詳しい方であればデジタルデータに変換することも可能ですが、専用の機材が必要なうえに時間もかかるので大変です。

大切なVHS(ビデオテープ)の映像データをダビングして記録に残しておきたいと考える場合、ダビングサービス会社のような専門業者へ依頼することも有効です。

ダビングサービスであれば、もしカビが生えていたり劣化が進んでいる場合でも専門知識があるため、記録に残せる可能性が高くなります。希望の方法でデータを保存できるため、ブルーレイ・DVDプレイヤーで記録されていた映像を楽しみやすくなるでしょう。

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