このページでは、ダビングサービス業者へビデオテープのダビングやデータ化を依頼する上で知っておくべき、ビデオテープの梱包方法についてまとめています。輸送・配送中の事故を回避して正しくビデオテープを送り届けられるよう、梱包方法と注意点を把握しておきましょう。
ここではビデオテープを梱包する際に、単体で梱包する場合と、複数のビデオテープをまとめて梱包する場合に関して、それぞれの方法を具体的に解説しています。
ビデオテープを単体で梱包する場合、基本的に以下のようなものが必要です。
OPP袋とは、様々な商品の包装に利用されている薄いプラスチック製の透明な袋です。ビデオテープをOPP袋に入れると雨や雪、泥などによる破損や汚れを防ぎやすくなります。梱包用のOPP袋がない場合は、ビデオテープが入る大きさであればほかのビニール袋を利用しても構いません。
袋の端が余る場合はビデオテープに沿うように軽く引っ張り、セロハンテープで固定しましょう。袋の隙間を無くすことで封筒に入れやすくなります。どうしても袋がない場合、サランラップを重ねて包む方法もあります。
クッション封筒とは、封筒の内側にエアクッションなどの緩衝材が取り付けられている封筒です。ビニール袋に包んだビデオテープをクッション封筒に入れて、最後にガムテープや梱包用テープで封をすれば完成となります。
ビデオテープを入れる前に、クッション封筒には送り先の住所と宛名を記載すると良いでしょう。
複数のビデオテープをまとめて梱包する場合、以下のようなものが必要です。
ビデオテープをまとめて梱包する場合、やや大きめのビニール袋にまとめてテープを入れて雨や雪、その他の汚れの原因からビデオテープを守ります。ただしビデオテープをまとめて袋に入れた場合、搬送中に互いにすれて傷が付く可能性も。もし貴重なビデオテープや大切に保護したいようなビデオテープであれば、単体で送る場合と同様に1本ずつ袋に入れたほうが良いでしょう。
ダンボール箱を組み立てて上部を開放した状態にしてください。そしてビデオテープを入れる前に、まずダンボールの底面と側面に緩衝材を敷きます。ダンボール箱とビデオテープの間に緩衝材を挟むことで、ビデオテープを衝撃から守ってくれます。
なお緩衝材の量は、ビデオテープの数によって変わります。ビデオテープの数を確認して箱の大きさや数が分かれば、必要な緩衝材の量も分かるでしょう。
底に緩衝材を敷いた後、ビデオテープをダンボール箱の中へゆっくりと収めます。そして箱の中でビデオテープが動かないように、ダンボール箱とビデオテープの隙間に緩衝材を詰めて隙間をなくします。
なお、テープを箱へ入れる際にはテープを箱の中央へ置き、四方の隙間を緩衝材で埋めるようにすると安全です。最後にビデオテープの上にも緩衝材を詰めます。
緩衝材と必要な書類を箱に入れたら、ガムテープや梱包用テープを使ってしっかりと封をしてください。この時に隙間があると水が入り込みやすくなるため、テープを使って隙間なく梱包しましょう。
ここでは梱包方法で紹介していなかった、ビデオテープを梱包する際にちょっとしたコツをご紹介します。
エアクッションなどの緩衝材を用意できない場合は、新聞紙やチラシ、コピー用紙を使っての代用が可能です。
紙を緩衝材として使う場合、強く折りたたむのでなく、くしゃくしゃと軽く丸めてクッション性を持たせるようにしましょう。
ビデオテープを梱包した封筒や箱の表面、もしくは上面に「取扱注意」や「下積厳禁」といった文言を書くと、破損する可能性が低くなります。
文言の意味は、箱に衝撃を与えないように丁寧に扱ってほしいのが「取扱注意」、ほかの荷物の下に積まないで欲しいのが「下積厳禁」です。文言の記載で中身が大切なものや壊れやすいものであると配送業者に伝わるので、破損するリスクが下がります。
ダンボール箱の中に、ビデオテープを詰め込み過ぎないように注意しましょう。ビデオテープを詰め込み過ぎて緩衝材を入れるスペースがなくなると、結果的に箱への衝撃がそのままテープに伝わって破損のリスクが高まります。
またダンボール箱の封をする前に、同梱予定のものが揃っているか注意しましょう。ダビングサービス業者へ送る場合だと、書類は全て揃った状態で同梱されているかの確認も大切です。
プラスチックの劣化が進んでいなければ、ビデオテープにはそれなりの強度があります。しかし配送中のダンボール箱や封筒に、どの程度の衝撃や重さがかかるのか確認はできません。思いがけないトラブルや衝撃によって、中身が破損してしまうリスクはあります。
大切なビデオテープを守りながらトラブルを防止するためにも、可能な限りビデオテープが破損するリスクを回避できる梱包を行うと良いでしょう。
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