大切な思い出を残す ダビングサービス業者ガイド
大切な思い出を残す ダビングサービス業者ガイド » ダビング・ダビングサービスの基礎知識 » DVDの複製に利用する
コピーとプレスの違いとは?

DVDの複製に利用する
コピーとプレスの違いとは?

1枚のDVDから複数のDVDを量産するとして、大きく「コピー」と「プレス」の2つの方法を考えることが可能です。このページでは、DVDのダビングや複製において知っておくべき「コピー」と「プレス」の違いについて解説しています。

そもそもDVDのデータの「コピー」とは?

DVDの複製やデータといった話題における「コピー」とは、文字通りデータをコピー(複製)する作業を指します。

具体的には、DVDをパソコンへ挿入し、コピーツールを使ってDVDに保存されているデータを抽出・複製し、それを新しいDVD-RやDVD-RWといった「ブランクディスク(空のディスク)」へ描き込むことでコピーが完了します。

メリット

コピーのメリットは、DVD-RW対応のドライブを備えたパソコンと、データの複製・書き込みに使える専用システム、それからデータを書き込む先となるDVD-RやDVD-RWさえあれば、個人でも簡単にデータをコピーして複製DVDを作れるという点です。

少ない枚数のDVDを複製するだけであれば、コスト的にもコピーの方が安上がりです。

現在に家電量販店で市販されているタワー型のパソコンであれば、最初からディスクドライブや書き込みツールなどが搭載されていることも。簡単にDVDの複製環境を整えられるでしょう。

デメリット

コピーではデータがブランクディスクの読み取り面に書き込まれているだけであり、読み取り面に傷が付いたり汚れが付着したりするだけで、映像が読み取れなくなる可能性があります。

また、複製したDVD-RやDVD-RWと再生機の相性が悪かった場合、肝心の映像が正しく再生できないといったケースも少なくありません。

その他、書き込み時の設定やデータ形式を誤ってしまうと、根本的に読み取りできないディスクになってしまう恐れもあるでしょう。

そもそもDVDの製造における「プレス」とは?

プレスとは「プレス加工」の略であり、あらかじめDVDを製造するための金型を作成しておき、専用のプレス加工機を使って物理的にDVDを量産する製造方法です。

データをコピーするよりも効率的にDVDを量産できる上、DVDに記録されているデータは物理的にメディアへ刻まれて記録されています。

広く市販されているDVDやCDはほぼ全てプレス製造されているものと考えても良いでしょう。

メリット

プレス加工の大きな特徴として、データがディスクの読み取り面へ最初から刻まれた状態で量産されるという点があります。つまり、プレス製造されたDVDは後から読み取り面に書き込まれたデータでなく、製造時点で一体化されているということが特徴です。

そのため、プレス製造のDVDでは読み取り面が多少傷ついたり汚れたりしてもデータが破損するといったリスクは低く、またほぼ全ての再生機で通常に再生して利用できることもメリットです。

また量産規模が大きくなれば、結果的にコピー製造よりもプレス製造の方がコスト的にも時間的にも効率的になります。

デメリット

金型を作るための費用がかかります。またプレス加工を行うための設備や機器が必要であり、個人で再現することは困難です。

その他、データが刻まれてしまっているため、DVD-RWのように繰り返しデータを消去・記入するといったことはできません。

コピーとプレスはどちらを選ぶべき?

DVDのダビングや量産を考える際、コピーとプレスのどちらを選ぶべきかは量産するDVDの枚数や規模によって判断します。

少量の枚数のDVDが欲しい場合、自宅PCなどでデータをコピーしてDVDを複製した方がコスト的にも時間的にも安く済むでしょう。

しかし、世間に広く流通させるような場合においては、プレス加工によって作業する方がコスト・タイムの両方でパフォーマンスが向上します。

またメディアをどれくらいの間、安全に保管したいかといった物理的な取り扱いの観点から考えることもできます。

まとめ

DVDの製造や複製、ダビングにおける「コピー」と「プレス」はそれぞれメリット・デメリットを有する複製方法・量産方法です。どちらを利用するかは求める条件によって変わります。

そのためコピー・プレスのどちらを選ぶかは、DVDの複製にかけられる予算や製造枚数、データの安定性やディスクの品質といった複数の観点から総合的に判断して検討することが大切です。

また、コピーは自宅でできるものの、プレスは専門業者へ依頼しなければならず、その点のハードルについても判断材料の1つになるでしょう。

コピーにするかプレスにするかは、自分のニーズを改めて確認してから選択することが大切です。

ダビングサービス業社の一覧を見てみる

【ネット型 or 店舗型】
おすすめダビングサービス業者2選
     
ここでは、当サイトで紹介している50社の中から、ダビングに業務用・プロ仕様機材使用しているネット型・店舗型それぞれおすすめのダビングサービス業者を紹介します。
ネット型業者は「対応メディア数」「納品形態」に焦点をあてて選出。店舗業者は、「店舗数」「保証・サービス」に焦点をあてて選出しています。
ネットで依頼するなら
ダビングコピー革命
ダビングコピー革命_公式サイトキャプチャ
引用元:ダビングコピー革命
https://dubbing-copy.com/
POINT
ダビング料金が定額制で、VHSならカビ取り込みで1本898円(税込)からダビングできる。
ダビング後の納品形態をDVD・BD(ブルーレイ)・データから選べる。
ダビングに対応しているメディアは33種類以上で、家庭用から業務用まで対応。
対応メディア DVD・CD BD データ
VHS 898円/本 1,557円/本 898円~/本
miniDV 898円/本 1,557円/本 898円~/本
店舗で依頼するなら
カメラのキタムラ
カメラのキタムラ_公式サイトキャプチャ
引用元:カメラのキタムラ
https://www.kitamura-print.com/data_conversion/
POINT
全国600店舗以上の店頭で、スタッフに相談しながら依頼ができる。
事前申し込みの保証サービスで、ダビング時に不良が見つかっても追加費用が発生しない
依頼本数が多くなるとダビング料金が、最大で35%割引になる。
対応メディア DVD BD データ
VHS 1,650円/本(60分)
miniDV 1,650円/本(60分)

■選出基準
Googleで「ダビングサービス」と検索(2024年7月5日時点)し、上位50社のうち「ダビングに業務用・プロ仕様機材使用」会社の中から、
  ダビングコピー革命……VHS1本の料金が1,000円未満且つ録画時間による追加料金が発生せず、最も対応メディア数が多いネット型業者
カメラのキタムラ……「サービスを提供している店舗数が最多」の店舗型業者
として選出しています。