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ダビング前にしたいビデオテープのカビ取り

大切に保管していたビデオテープをよく見ると、カビが生えていることがあります。カビが生えているビデオテープをダビングするなら、まず丁寧にカビ取りを行わなければなりません。

ここではダビング前にしたいビデオテープのカビ取り方法について、詳しくまとめました。

ビデオテープのカビ取りに必要なもの

テープ部分に付着したカビでも、正しい手順で行えば問題なくカビ取りができます。ビデオテープを分解する前に、まずは必要なものを用意しましょう。

アルコール液

まず消毒に必要なのはアルコール液です。「無水エタノール」と書かれているものを選びましょう。ドラッグストアで市販されているものや、オンラインショッピングで購入できるもので構いません。

エタノールと呼ばれるアルコール液には、無水エタノール・エタノール・消毒用エタノールがあります。無水エタノールは成分のほとんどがアルコールで、すぐに蒸発する性質があるため、ビデオテープのカビ取りに向いている薬剤です。

ふき取る用の布やコットン

ビデオテープのカビ取りは、無水エタノールを染み込ませた布やコットンを使います。布を使う場合は、厚すぎない布の方が作業しやすいです。

コットンを使う場合は、2枚のコットンでテープを挟んでカビ取りします。カビ取りするテープの量に合わせて用意しましょう。

プラスドライバー

ビデオテープのケースは、ねじ止めされています。中のテープを取り出すためには、プラスドライバーが必要です。普段ご自宅で使用しているプラスドライバーで構いません。

ビデオテープのカビ取り手順

ビデオテープのカビ取りに必要なものが用意できたら、さっそくカビ取りを始めて行きましょう。ビデオテープのカビ取り手順を順番に紹介します。

ビデオテープを開けてテープを取り出す

まずプラスドライバーを使ってビデオテープのケースを開け、中のテープを取り出します。

ケースの裏側の5箇所がねじ止めされていますので、一つずつ外していきましょう。ネジを無くさないように注意してください。全てのネジを外したら、ケースの表側が上に来るようにします。裏側を上にして開けると、内部の細かい部品が落ちてしまうことがあるので、必ず表側を上にして開けましょう。

ケースを開けると、テープが簡単に取り出せます。テープを取り出す前に写真を撮っておくと、戻す時に正しい取り付け方がわかるので便利です。

テープをアルコール付きのコットンで拭く

布かコットンに無水エタノールを染み込ませ、テープを挟んで丁寧にカビを取っていきます。力を入れすぎるとテープにシワが入る恐れがありますので、優しく挟んで少しずつスライドさせて作業していきましょう。

テープ全体をアルコールで拭き、白くこびりついているカビを落としてください。拭いたテープはすぐに巻き取るのではなく、箱などを用意して一旦そこに入れていきましょう。すぐに巻き取ると、アルコールの蒸発を邪魔してしまいます。

カビを拭き取りながら、布やコットンが汚れてきたら、布の汚れていない箇所や新しいコットンを使って吹き残しがないよう丁寧に拭いてください。

テープを戻して、ビデオテープを閉じる

テープ全体をアルコールで拭き取ったら、テープを元通り巻き取ります。巻き取る前にリール部分も無水エタノールで拭き取っておけば、リールからテープにカビが移ってしまうのを防げます。

丁寧に扱いつつ、テープを全て巻いてください。テープをケースに戻し、左右上部にあるレールにテープを通したら、ケースを被せて、ネジで閉じます。

そもそもなぜビデオテープにカビが生えるのか?

カビにとっての栄養がなさそうなビデオテープにカビが生えることを不思議に思う人も多いのではないでしょうか。

カビが栄養にしているのは、食べ物だけではありません。ホコリや人の皮脂なども、カビの大好物です。テープ内部に入った細かいホコリ、テープを触った時についた手垢などは、カビの栄養源になってしまいます。また、使用していたビデオデッキ内にカビが生えていた場合、テープにカビが移ってしまうこともあります。

また、内部にホコリが入りにくくなっているビデオテープの構造も、ビデオテープにカビが生える原因です。完全にホコリをシャットアウトできないものの気密性が高いビデオテープは、通気性が悪く、保管する場所によっては内部に湿気が溜まってしまいます。湿気が多い環境は、カビが繁殖するのに最適な環境です。

まとめ

ビデオテープにカビが付着している状態でダビングをしてしまうと、ダビング中に嫌なニオイがしたり、テープが切れたりしてしまうこともあります。また、ダビングしても映像や音が乱れてしまうこともあるでしょう。ビデオテープに残された大切な思い出をキレイなままダビングするためには、ビデオテープのカビ取りは欠かせません。

「カビ取りをするのは面倒」という方は、カビ取りサービスとダビングサービスを同時に行っている業者に依頼するのがおすすめです。簡単な作業とはいえ、ビデオテープのカビ取りは時間がかかります。業者に依頼すれば、手間なく大切な映像を残すことができるので、検討してみてはいかがでしょうか。

VHSのカビ取りはダビングサービス業者に依頼しよう

VHSテープに生えたカビを自力で除去しようとすると、誤ってテープを損傷し、大切な映像を再生できなくなるリスクがあります。思い出を安全に残すためにも、カビ除去からダビングまでトータルに対応してくれる専門業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。

カビ取りと一緒にダビングも行ってくれる業者を調査し、その中から、「安さ」、「速さ」、「直接持ち込み可能」でそれぞれおすすめの3社をピックアップしました。

いずれのサービスも、カビ取りとテープ修復の料金が無料となっています。テープの状態が心配な場合は、まずは公式HPを確認して問い合わせをしてみるとよいでしょう。
大切な映像を安全にデジタル化して、いつでも見返せるようにしておきましょう。

カビ・切れの修復費込み!
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価格を抑えたいなら
ダビングコピー革命
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短納期で仕上げたいなら
よつばダビングサービス
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ヤマダの公式HPのキャプチャー
VHS→DVD料金
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898円/本 1,300円/本(通常便) 2,970円/本(10本以上)
3,520円/本(1~9本)
納期 約90日 通常便:約2~4週間
お急ぎ便:~2週間
約30~60日
カビ取り
料金
0円 0円 0円
テープ
修復料金
0円 0円 0円
依頼形態 ネット/店頭 ネットのみ 店舗持ち込み
送料 660円(返送時) サイズ・地域により異なる 店舗受取のため不要
録画時間 無制限 記載なし(追加料金なし) 最大360分
作業拠点 東京 山梨 (提携先:プラザクリエイト)

※上記は2025年2月5日時点の情報です。最新の料金・サービス内容は各社公式HPを必ずご確認ください。
※価格はすべて税込みです。

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