音楽メディアは数多くありますが、中でもカセットテープは、持ち運びに便利なウォークマンの発売により、急速に普及しました。
ただ、カセットテープは磁気テープなので、経年劣化により再生ができなくなっていきます。
ここではカセットテープを、DVDにダビングする方法からダビングサービスを提供している業者の紹介をしています。
カセットプレイヤーとパソコンをオーディオケーブルで繋ぎ、音楽編集用のソフトを使ってデジタル化に、CDやDVDへ焼き付けを行います。
このダビング方法は、カセットプレイヤーとパソコンを持っている方なら、手軽にダビングができます。ただカセットプレイヤーやパソコンを持っていない方は、新たにカセットプレイヤーやパソコンを購入する費用が掛かります。
もう一つの方法としては、専用カセットプレイヤーでダビングをする方法があります。
専用カセットプレイヤーは、USBメモリーやSDカードに直接データを保存できます。保存したデータをパソコンでCDやDVDに焼きこみダビング方法です。
専用カセットプレイヤーは、2000円から4000円程度で購入できるので、パソコンを使うより手軽にカセットテープをデータ化することができます。
ここまでカセットテープを自分でダビングする方法について紹介してきました。
カセットテープは、自分でも簡単にダビングはできます。しかし、カセットテープの録音データをデジタル化する時間は、テープの容量分の時間がかかります。数本であればすぐにデジタル化でき、問題ないと思いますが、本数が多くなると時間がかかります。
そのほかに、テープの規格により音源の長さが異なるなど、手間がかかります。これらのコストや手間を考えると、専門でダビングサービスを提供している業者へ依頼する方が、品質も良く手間も削減できます。自分で、カセットテープにダビングを考えている方は、一度ダビングサービスを提供している業者へ相談することをおすすめします。
■選出基準
Googleで「ダビングサービス」と検索(2024年7月5日時点)し、上位50社のうち「ダビングに業務用・プロ仕様機材使用」会社の中から、
ダビングコピー革命……VHS1本の料金が1,000円未満且つ録画時間による追加料金が発生せず、最も対応メディア数が多いネット型業者
カメラのキタムラ……「サービスを提供している店舗数が最多」の店舗型業者
として選出しています。
ダビングコピー革命は、分数やテープ切れ修理、補正による追加料金がかかりません。さらにやり直し保証もついているので、万が一の時でも安心できる業者です。また対応フォーマットも豊富に取り扱いしています。
ビックカメラでは、各種ビデオテープ、8㎜などをDVDにダビングするFUJIFILMのシンプルビデオダビングと、ケイジェイ イメージングのダビングサービスを提供しています。
APEX DUBBINGは、ビデオ制作会社です。現場からの信頼が厚い機材を用いて作業を行うことで、高品質なダビングサービスの提供を可能にしています。全国に5店舗展開し、即日仕上げにも対応しています。
ヤマダ電機は、VHSテープや8mmフィルム、カセットテープをDVDまたはCDにダビングするサービスを提供しています。定額の安心保証パックがあるなど、料金設定が明確でリーズナブルです。
MISTER MINITは、靴やバッグの修理で知られる会社です。ダビングサービスには、テープの修復費用も含まれた定額サービスがあります。また、映像メディア限定のオプションサービスもあり、スマートフォンにデータを保存することもできます。
PAMは、業務用ビデオデッキと民生用上位機種を使用した高品質で丁寧なダビングサービスを提供している会社です。テープの特性を熟知した高い技術力に基づき、1つ1つ確認しながら丁寧にダビングを行っています。
ダビングサービスは、ワンストップでダビングサービスを提供している会社です。2001年頃から数多くの制作実績があります。また、無料の予約制度が設けられています。
FUJITSUは、現状の画質を維持したままDVDやBlu-rayにダビングするサービスを提供しています。品質に定評のある国産品のディスクを使用し、14種類のメディアからのダビングに対応しています。
ドリームダビングセンターは、ダビング一筋30年の経歴を持つ会社です。豊富な経験から身に着けた確かな技術力で、安心のダビングサービスを提供しています。また、悪い状態のテープからのデータ修復にも応じています。
カメラのサエダは1958年に創業した会社で、丁寧なダビングサービスを提供しています。店頭以外にネットや電話でのダビング依頼にも対応しており、カビ取りやテープ切断部接合といったオプションサービスも充実しています。
DCM ダイキは、テープなどのデータをCDやDVDにダビングするサービスを提供しています。ダビングの依頼は店頭で行うことができ、10本以上だと割安になるサービスもあります。
パワーズダビングセンターは、兵庫県尼崎市に拠点を置き、ビデオテープからDVDにダビングするサービスを展開しています。カビ取りやテープ接合などの追加作業に追加料金の発生しない良心的な会社です。
カメラの三和は、写真に関するさまざまなサービスを提供している会社です。DVDやCDへのダビングサービスも行っており、1本からダビングを依頼することができます。
ヨドバシカメラでは、各店でダビングサービスを受け付けています。有料でテープのつなぎにも対応しています。また、ダビングを依頼するテープが多いと割引を受けられるようになっています。
日本ジャンボーは、1960年創業の総合写真業者です。老舗写真業者の高い技術力を活かしたダビングサービスを提供しています。ダビングサービスや郵送受付のため、ネットで予約して、日本ジャンボーに送る必要があります。
リンクイットダビングセンターは、映像制作会社です。映像制作の技術を活かし、古い映像をきれいに処理するダビングサービスを提供しています。1枚から対応しており、不備があれば全額返金を約束しています。
KOEI CAMERAは、プロのカメラマンによる撮影サービスを提供している会社です。ダビングサービスにも力を入れており、フィルムが撮影された当時のままの美しい画像や音声を再現しています。
ホットプラザは、収録・録画・録音・編集が可能なスタジオを併設しているため、24時間体制でのサービス提供が可能です。1時間でDVDへのダビングを完了してくれるスピード感も魅力の会社です。
しゃしんのピュアは、主に証明写真の撮影を行う写真店です。テープの補修サービスが充実しているため、状態の悪いテープのダビングも依頼できます。また、大量のテープをダビング依頼する場合、割引が受けられます。
なんでもダビングは、「おまかせプラン」と「こだわりプラン」の2種類のプランから選べるダビングサービスを提供しています。オプションも多彩で、ニーズに合わせて選ぶことができます。
DCM カーマは、全国にホームセンターを展開するグループ企業です。一般家庭向けのテープのダビングに対応しており、20本以上まとめてダビングを依頼することでお得になる料金体系が定められています。
ベスト電器は、家電製品の販売や住宅リフォームなどを主に手掛けています。ヤマダホールディングスのグループ会社で、各店舗でダビングサービスの提供も行っています。買い物ついでにダビングを依頼することが可能です。
チャンプカメラは、写真店や撮影スタジオの運営をする傍ら、ダビングサービスも提供しています。横浜市内にある5つの店舗で気軽にダビングを依頼できます。DVDやBDへのダビングとCDへのダビングの2種類があります。
ミュージッククラブは、主にスマートフォンで撮影した動画のダビングサービスを提供しています。プロのクリエイターによって編集してもらうことも可能です。最短翌日仕上げとなっています。
関西を中心に店舗を構えるカメラのナニワのダビングサービスは、時間ではなく本数で料金が設定されている「かんたんダビング」プランと、編集込みでオリジナルのDVDに仕上げられる「レギュラーダビング」プランの2プランが用意されています。
ACTASは、ダビングサービスの専門店です。ネット注文で24時間受付を行っており、専門店ならではの高品質・低価格のサービスを提供しています。すべてのDVD・BDで再生保証を行っており、安心のダビングサービスです。
eoのダビングサービスは、豊富なプランが魅力です。ダビングだけでなく、修復にも対応してくれます。また、ダビング後のテープの処分プランも用意されています。
写真のニイダは、広島県で事業を展開している写真店です。ビデオテープ・カセットテープのダビングに対応しています。店頭または電話でのダビング依頼が可能です。
写真のファミリーは、君津駅北口大通りに店舗を構える写真店です。ダビングサービスの提供も行っています。確認作業を行わない場合、カビ取りなどのメディア補修サービスを無料で受けることができます。
ライフなびは、株式会社コープサービスが提供している暮らしを豊かにするサービスです。ダビングサービスは回収キットによる郵送で受け付けており、本数が多いほど割安になる値段設定となっています。
福岡ダビングセンターは、コンピューターを活用し、高品質なダビングサービスを追求しています。SD画質をHD画質に引き上げるブルーレイダビングを行っていることが特徴です。
写真のハマヤは、熊本県に店舗を構える写真店です。幅広いメディアのダビングに対応しています。料金表には60分までの書き込みプランが示されていますが、60分以上の書き込みにも対応しています。
ダビングスタジオは、東京・大阪・名古屋に店舗を構え、ダビングサービスを提供しています。最短即日納品のスピーディーさが魅力です。法人も含む多数の取引実績があります。
フォトスペースは、和歌山県に店舗を構え、写真撮影・プリント事業を展開しています。さまざまなメディアのダビングサービスを提供しており、補修オプションも充実しています。
東京光音は、テレビ局や博物館、美術館などの法人からのダビング依頼実績が豊富な会社です。状態の悪いメディアであっても、根気強くサポートし、ダビングに応じてくれます。
SUDO CAMERAは、映像の撮影・制作を手掛ける会社です。ダビングサービスも展開しており、さまざまなメディアのダビングに対応しています。録画時間に関わらず、一律料金でのサービス提供となっています。
なんでもダビングサービスは、値段の異なる3つのダビングコースを設けており、予算に合わせて選ぶことができます。また、カビ取りなどの補修やオリジナルの盤面印刷といったオプションサービスも充実しています。
カメラの中野は、熊本県に店舗を構え、写真に関するさまざまなサービスを提供しています。ダビングサービスも提供しており、メディアの本数で計算する料金システムで、各種補修作業にも対応しています。
カセットテープからCDにダビングするサービスを業者に依頼する場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ポイントを押さえて業者選びを行い、スムーズにダビングしたCDを手に入れましょう。
ダビングしたいカセットテープがたくさんある場合や、近くにダビングサービスを行なっている実店舗がない場合は、ネット宅配に対応している業者を選びましょう。
それほどダビングしたいカセットテープが多くない場合や、近くに実店舗がある場合は、持ち込みすれば梱包の手間や送料がかかりません。また、配送時に起こりうるトラブルも避けられます。
業者が設定しているダビング料金設定は、CD1枚の料金と15分単位など録音時間で料金が決まっているケースがあります。お得にダビングできるのは、CD1枚で料金が設定されているケースです。
カセットテープはCDのようにトラック分けがありませんが、トラック分けをすれば、聞きたい曲を選んでダビングしたCDを再生できます。トラック分けサービスは、1曲あたり◯◯円のように設定されていることが多いです。
「見積もり時点では60分だと思っていたのに実際はもっと長かった」というケースも珍しくありません。見積もり時間を超えた場合は、追加料金がかかるケースがほとんどです。ただ、多少の誤差であっても高額な追加請求をしてくる業者もあるので注意しましょう。
業者の中には、ダビングを完了させて手元に届けてくれる前に、ダビングしたサンプル音源で品質確認させてくれるところもあります。こういったサービスを提供している業者なら、仕上がって手元に届いた後に「音質が最悪だった」というトラブルが避けられます。
切れているカセットテープの場合、オプションで修理を行った上でダビングしてくれる業者が多いです。破損しているカセットテープをダビングしたいなら、オプション料金をチェックしておきましょう。
また、ダビング中にテープが破損してしまった場合、無料で修理や補修に対応している業者と、オプション料金がかかる業者があります。依頼する前に、ダビング中に破損した場合の対応を確認しておくと安心です。
CDに盤面タイトルやデザインを印刷してくれるオプションを用意している業者もあります。盤面への印刷を希望する場合は、料金やどの範囲まで対応してくれるのかも確認しましょう。
複数のダビングを依頼する場合、返却されたカセットテープがどのCDにダビングされたか分かるようなサービスを提供している業者がおすすめです。無料で対応している業者も多いので、業者選びの際に確認しておきましょう。
自宅にカセットデッキがなければ、テープの中身や再生可能かどうかは確認できません。そのため、「音源が入っていると思っていたものの空テープだった」という場合や、ダビングができなかったカセットテープがあった場合に、料金を差し引いてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
カセット1本あたりで料金が設定されている業者よりも、CD1枚あたりで料金が決まっている業者なら、無駄な料金を支払う心配がありません。
ダビング後もカセットテープを保管しておきたい場合は、カセットテープを返却してくれるかどうかも確認しておきましょう。保管する予定がない場合も、返却してくれる業者の方が安心です。
納期は業者によって異なります。業者のホームページで1本あたりの納期や、修理があった場合の納期を確認しておきましょう。
一部の業者では急いでダビングしたい人のために、納期短縮オプションを用意しているケースもあります。急いでダビングしたい場合は、オプションの有無を確認しましょう。
最近は音源をスマートフォンなどのデバイスに入れている人も多いです。自宅にCDプレイヤーがないという人もいるでしょう。
その場合は、CD以外のWAVやmp4などのデータに変換して納品してくれるかどうかチェックしておきましょう。CDからデータに変換する手間も省けます。
「デジタルネイティブ」とも呼ばれるZ世代にとって、音楽はデジタルデータで楽しむのが当たり前になっていますね。デジタル技術の台頭とともに成長してきたミレニアル世代にも、同じことが言えます。
しかし、近年カセットテープの人気が高まり、音楽録音媒体として復活しつつあるのをご存知でしょうか?
欧米ではカセットテープ版の楽曲が発売され、好調な売れ行きを見せています。
なぜ今、カセットテープが注目を集めているのでしょうか? ここでは、カセットテープが人気を博している理由について解説します。
CDに入っている音楽をカセットテープに焼き付ける(ダビングする)ときも、音質の劣化は避けられませんが、その劣化の仕方にアナログならではの良さがあると感じる人が多いようです。
カセットテープに録音することで高音域の音が失われることを「音が柔らかくなる」と表現する人もいるように、音質の劣化が味わい深さに変わるのが魅力のひとつ。デジタルに圧縮したデータでの音楽鑑賞に慣れている世代にとって、カセットテープのアナログな音質は新鮮に感じられるのでしょう。
デジタルデータとは異なり曲の頭出しができず、音質の面でもCDに劣るカセットテープ。その人気の秘密は、独特の音質にあります。
カセットテープに音楽を録音することで、音が圧縮(コンプレッション)されますが、そのアナログ特有のコンプレッション感が、音質に味わい深さをもたらします。
アナログ方式でコンプレッションされた音は迫力が増して聞こえることが多いそう。そのため、スピーカーが高品質なものでなくても臨場感のある聞こえ方をしたり、小さいボリュームでもニュアンスが生まれたりすることがあります。
デジタルデータで音楽を聞いていると、CDや曲ごとにボリュームや聞こえ方が異なることがあります。
音量の幅(ダイナミックレンジ)が広い音楽は小さく聞こえる傾向にあるため、CDが録音された時期やCDのジャンルによっては曲そのものが小さなボリュームに仕上がっています。
反対に、大きな音量をよしとする最近では、音量の幅が狭いかわりにCDのボリュームが大きく仕上げられています。
このように、デジタルデータの場合、個体(CDや曲)によってデジタル特有の差異が生まれることが多いのです。
一方、アナログ方式で録音されるカセットテープでは、ダイナミックレンジを外れた大きな音は均一にコンプレッションされます。そのコンプレッション感が音質にまとまりを与え、ナチュラルな味わいを生み出します。
逆に、カセットテープという音源にすることで、どんな音楽も同じようなカラーに染まってしまうとも言えます。
しかし、そのカセットテープならではのコンプレッション感から生まれる味わいには、根強いファンがいるのです。
カセットテープとは、コンパクトカセットとも呼ばれ、幅3.81mm、厚さ18μmの磁気テープと2つのルールをハーフと呼ばれる小型ケースに納めて使用できるテープです。
1960年代にオランダのフィリップ社が開発し販売を開始しています。テープの速度は4.75㎝/秒で統一され、録音時間も30分から120分まであります。オープンリールと比べると音質は若干劣りますが、持ち運びの手軽さと録音、再生ができるということもあり急速に普及していました。
対応メディア | DVD・CD | BD | データ |
---|---|---|---|
VHS | 898円/本 | 1,557円/本 | 898円~/本 |
miniDV | 898円/本 | 1,557円/本 | 898円~/本 |
対応メディア | DVD | BD | データ |
---|---|---|---|
VHS | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
miniDV | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
■選出基準
Googleで「ダビングサービス」と検索(2024年7月5日時点)し、上位50社のうち「ダビングに業務用・プロ仕様機材使用」会社の中から、
ダビングコピー革命……VHS1本の料金が1,000円未満且つ録画時間による追加料金が発生せず、最も対応メディア数が多いネット型業者
カメラのキタムラ……「サービスを提供している店舗数が最多」の店舗型業者
として選出しています。