ダビングを行いたいと思ったとき、自分でするか、業者に依頼するか、どちらが良いのか迷う方も多いでしょう。このページではダビングを自分でするリスクや、業者に依頼するリスクなどを解説するので参考にしてください。
自分でダビングすれば機材の準備だけでなく、大きな手間がかかってしまいます。ダビングするためにはビデオの再生時間と同じダビング時間を要してしまうため、本数が多くなれば、その分時間もかかってしまうのです。その結果、休日の全てをダビングに要する可能性もあるでしょう。もちろん1、2本程度であれば、そこまで時間を要することはありませんが、ダビングがしっかりとできているか常に確認しておく必要もあります。それらの手間を考えれば、自分でダビングを行うのは非常に大変と言えるでしょう。
自分でダビングを行うよりも、業者に任せた方が圧倒的に手間はかかりません。基本的に業者に任せる場合は公式サイトより申し込みを行い、ビデオテープを発送するだけです。あとは作業が完了し、送付されたものを受け取れば完了となります。もちろん依頼・発送する手間はかかりますが、1日中映像を見る必要もなく、非常に楽でしょう。
自分でダビングする場合、基本的にダビングに必要となる機器費用がメインとなります。自分で全ての作業を行うため、手間賃は一切必要ありません。つまり自分でダビングする場合のコストは、ダビングに必要な機器をどれくらい備えているのかによって大きく変わってきます。たとえばビデオデッキがあれば、ビデオキャプチャーやDVD-Rなどを購入するだけでダビングができるでしょう。しかしビデオデッキがなければ、ダビングするためのビデオデッキを購入またはレンタルする必要があります。
上記がおおよその目安となります。つまり少なくとも1万円ほどのコストがかかってしまうでしょう。もちろん一度購入をしてしまえば、5千円ほどに抑えることはできます。ビデオデッキに関しては生産中止となっているケースがほとんどなので、中古で購入するしかありません。今後は中古のビデオデッキの価格が高騰する可能性もあるので、想定以上の費用がかかってしまう可能性もあります。
ダビングサービスを業者に依頼する場合、業者に対してダビング費用を支払う必要があります。基本的にはダビングの料金は1本あたりに設定されており、業者によって料金の設定はさまざまです。1本あたり1,000円程度に設定されているケースが一般的で、本数が多くなれば1本あたりの料金も安くなるでしょう。ただ送料が別途発生する、追加料金がかかることもあるので、事前に費用を確認することが大切です。
つまりコスト面だけで考慮すれば、本数が少なければ業者、本数が多ければ自分のほうがお得と言えるでしょう。
自分でダビングする一番のリスクは、何かトラブルが起きたときも自分自身で対応しなければならない点です。たとえば劣化によってテープの再生が出来なければ、ダビングは難しいでしょう。またテープにカビが生えていれば、ビデオデッキの故障につながる可能性も高まります。もちろん良好な状態で保管されたテープであれば、ほとんどトラブルは起きませんが、年数が経ったテープをダビングしたい場合は注意してください。劣化があるかどうかは、再生しないと分からないことも。
ダビングサービスは劣化したビデオであっても、ダビングを請け負ってくれるケースがほとんどです。業者によっては修正やクリーニングなどをオプションで行ってくれるので、古いテープであってもダビングしてもらえるでしょう。ただ追加料金が発生するといったリスクもありますが、事前に料金面を確認しておけばリスクは抑えられます。
自分でダビングをするよりも、業者に任せた方が手間もリスクも抑えられるでしょう。コスト面は状況によって変わるため、どうしてもコストを抑えたいという方で、かつ本数が多い場合には自分でダビングを行うのも一つの手です。しかし手間も時間も要してしまい、ダビング時に不具合が発生する可能性もあります。どちらの方が自分に合っているのか見極めたうえで、業者か自分でダビングを行うのか考えましょう。
対応メディア | DVD・CD | BD | データ |
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VHS | 598円/本 | 1,257円/本 | 598円~/本 |
miniDV | 598円/本 | 1,257円/本 | 598円~/本 |
対応メディア | DVD | BD | データ |
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VHS | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
miniDV | 1,650円/本(60分) | ー | ー |
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