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海外のテープをダビングサービスへ依頼する

海外規格のテープの場合、日本のビデオデッキでは見ることはできません。そのため海外規格のビデオテープを見たい、DVDやデータとして残したいという場合には、ダビングサービス業者に依頼すると便利です。このページでは海外規格のテープについて分かりやすく解説しています。

世界の放送形式一覧

NTSC方式の国

アジア 日本、韓国、台湾、フィリピン、ミャンマーなど
アメリカ アメリカ合衆国、エクアドル、エルサルバドル、カナダ、キューバ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、チリ、トリニダード・トバゴ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ、バハマ、パナマ、プエルトリコ、ベネズエラ、ペルー、ホンジュラス、ボリビア、メキシコなど
中近東 イエメン

PAL方式の国

アジア アフガニスタン、インド、インドネシア、シンガポール、スリランカ、タイ、中国、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、ベトナム、香港、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ラオスなど
アメリカ アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル
ヨーロッパ アイスランド、アイルランド、アルバニア、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルーマニア、ルクセンブルグなど
中近東 アラブ首長国連邦、イエメン・アラブ、イスラエル、オマーン、カタール、キプロス、クエート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、ヨルダンなど
アフリカ アルジェリア、ウガンダ、ガーナ、ケニア、ザンビア、ジンバブエ、スーダ、セイシェル、タンザニア、ナイジェリア、南アフリカ、モザンビーク、リベリアなど
オセアニア オーストラリアなど

SECAM方式の国

アジア 北朝鮮など
アメリカ ギアナなど
ヨーロッパ ギリシア、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ロシアなど
中近東 イラク、イラン、レバノン、エジプト、ギニア、シリアなど
アフリカ コートジボアール、コンゴ、ザイール、ジブチ、セネガル、チュニジア、ニジェール、マダガスカル、モーリシャス、モーリタニア、モロッコ、リビア、マリなど
オセアニア タヒチ、ニューカレドニアなど

海外規格は「リージョンコード」「映像規格」の2つに分けられる

「リージョンコード」とは

海外規格と言っても「リージョンコード」と「映像規格」の二つに分けることができます。

リージョンコードとはDVDに何らかの情報を書き込んだり、再生する際の規格です。リージョンコードは地域を意味しており、DVDへの書き込みや再生を地域ごとで規制を行っています。現時点(2022年10月時点)でリージョンコードは6つに分かれており、日本の場合は中東や中央ヨーロッパ、エジプト、グリーンランド、南アフリカなどと一緒の「コード2」です。コード1に当てはまるのはアメリカやカナダで、コード3が香港や韓国、東南アジアなどのエリアになります。コード4はオーストラリアやニュージーランド、中米、南アメリカ、コード5はロシアや東ヨーロッパ、北アフリカ、モンゴル、アフガニスタンなどです。またコードは基本的にプレーヤーだけでなく、ソフトにも設定されており、双方が一致した場合に限って再生できる仕組みになっています。プレーヤー自体には一つのコードだけしか設定されていませんが、ソフトウェアには一つ以上のコードが設定されているケースがほとんどです。

リージョンコードが出来た背景には様々な要因があると言われており、各国で販売権を確保するため、著作権の保護などが挙げられるでしょう。また海賊版などの問題もあるため、リージョンコードが必要になっているようです。

「映像規格」とは

リージョンコードが一致すれば書き込みや再生ができる訳ではありません。それは映像規格が異なる可能性があるからです。もちろん音声しかないDVDやビデオテープであれば再生自体は可能となりますが、映像があるものは映像規格が異なれば見ることはできないでしょう。

上記のように映像規格も6つに分かれています。大きく分ければ「NTSC」「PAL」「SECAM」の3区分となり、映像規格の違いなどを説明する場合は3区分をするケースの方が多いでしょう。

というのが正式な名称となります。

「NTSC」「PAL」「SECAM」の違い

そもそも「NTSC」「PAL」「SECAM」とは、何がどう違うのでしょうか?

開発された国はNTSCではアメリカ、PALはドイツ、SECAMはフランスです。1秒間に扱える映像枚数と言った技術面を見てみると、NTSCでは1秒当たり30枚程度、PALは1秒当たり25枚程度、SECAMでは1秒当たり25枚程度の映像を取り扱えます。さらに走査線と呼ばれる本数にも違いがあるでしょう。テレビやディスプレイは画素という単位に分割でき、走査線とは画素が光った軌跡のことを指します。つまり走査線の数が多ければ、高画質な繊細な映像が映せるということです。NTSCでは525本、PALやSECAMでは625本となっています。ただアナログハイビジョンであれば、走査線は1125本と増えているのです。NTSCやPALは白黒テレビに対し高い互換性を持ち、SECAMはカラー映像向きと言われています。

つまりPALとSECAMは仕様などが非常に近く、互換性も高いため、海外の場合はSECAMとPAL対応となっているテレビが広く普及しているようです。

ダビングサービス業社の一覧を見てみる

【ネット型 or 店舗型】
おすすめダビングサービス業者2選
     
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