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MDディスクの処分方法

1990年代に流行したMDですが、インターネットの普及により、今ではすっかり見なくなりました。「もう聞かないし、処分しよう」と思い立った際、「大量のMDは、どう処分すればいいの?」「何ゴミに出すのが正解?」「捨てるのはもったいない…フリマアプリで売れる?リサイクルショップで買い取ってもらえる?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

こちらではMDの正しい捨て方や、捨てた後に後悔しない方法について紹介します。

MDディスクの捨て方

家庭ごみとして出す

最も手軽な方法は、家庭ごみとしてMDディスクを捨てることです。

MDディスクは「可燃ごみ」に分別されることが多いですが、地域によっては「不燃ごみ」に分類されることもあります。

処分する前に自治体のルールを確認し、正しく処分しましょう。

処分場へ持ち込む

大量にあるMDディスクをまとめて処分したい場合は、自治体が指定する処分場に直接持ち込む方法もあります。

処分費用は地域によって異なり、無料で引き受けてくれる場所もあれば、有料の場所もあります。有料の場合は、重さで料金が決まるのが一般的です。

また、持ち込みには予約が必要な場合もあります。処分費用の負担や予約の要否については、事前に電話やネットなどで調べておきましょう。

フリマアプリで売る

未使用のMDディスクや特定のアーティストの音楽が入ったMDなど、需要が見込める場合は、フリマアプリを利用して売却することも一つの手段です。

価格を自分で設定できるため、納得のいく形で手放すことができます。

ただし、売れないリスクは当然あります。いつまで経っても売れないから、結局家が片付かない…なんてことも起きかねません。値下げも1つの選択肢ですが、販売手数料や送料を考慮して、赤字にならないように注意する必要があります

いつか売れたらいいや、という方であれば問題ありませんが、「家をスッキリさせたい、片付けたい」という方は「この日までに売れなかったら家庭ごみに出す」「この金額で売れなかったらリサイクルショップに持っていく」など自分のなかで期限や値段の下限ラインを設けておくと良いでしょう。

リサイクルショップで買い取ってもらう

未使用のMDがある場合は、リサイクルショップで買い取ってもらうのも良いでしょう。特にソニーやマクセルなどのメーカーのMDは、買い取ってもらいやすい傾向にあります。

ただし、買取金額は100円程度とそんなに高くありません。未使用のMDが大量にある方、枚数は少ないがゴミに出すのはもったいなくてできない…という方におすすめです。

不用品回収業者に依頼する

下記に当てはまる場合は、不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。

不用品回収業者に依頼すると、業者が自宅まで来てくれるので、分別や運搬の手間を省くことができます。ただし、ほかの方法と比べて費用が高くなります。見積もりは無料という業者が多いので、まずは問い合わせてみると良いでしょう。

MDディスクを捨てる際の注意点

MDディスクに個人情報が保存されている場合は、情報の流出を防ぐためにデータを完全に消去することが重要です。

最も簡単で効果的な方法は、MDディスクを物理的に破壊することです。ディスクの中身が分からない場合も、念のために破壊しておいたほうが安心でしょう。具体的には下記のような方法があります。

カッターナイフで傷を付ける

MDディスクの表面にカッターナイフで傷を付けることで、記録層にダメージを与えて、読み込みができないようにする方法です。1本だけではなく、複数の傷を付けましょう。ホールケーキを切るように、中心から外側に向かって傷を付けると効果的です。作業中は力を入れすぎてケガをしないように注意してください。

これで大丈夫か不安…という方は、傷の上にガムテープを貼って、軽く押さえたあとに剥がすとよいでしょう。記録層がガムテープに付着し、読み取りできなくなります。

ハサミやシュレッダーで裁断する

MDディスクは、自宅にあるような普通のハサミで簡単に切断できます。破片で手を切らないように、注意しながら作業しましょう。

また、CDやDVDを裁断できるシュレッダーを使用する方法もあります。ハサミより細かく切断できるので、念には念を入れたい…という方におすすめです。手動タイプなら比較的安価で購入できます。

手で割ることもできますが、ケガをする可能性があるのでおすすめできません。

MDディスクを捨てて後悔しないためにやっておくこと

MDディスクの処分を考えている人のなかには「ずっと悩んでいたけれど、MDプレーヤーもないし、思い切って処分することにした」「でも、この決断をいつか後悔しないか不安…」と感じている方も多いでしょう。

レンタルCDを録音したものであれば、MDディスクを処分しても容易に再入手できますが、当時のラジオ音源やラジオ番組で一度だけ流れた生演奏音源などは非常に貴重なものです。一度捨ててしまうと、もう二度と聞くことはできないかもしれません。

少しでも後悔する可能性があるなら、MDディスクを捨てる前に他の媒体にデータを移しておくと良いでしょう。データの移行方法は大きく分けると「自分でダビングする」「ダビング業者に依頼する」の2つです。

自分でダビングする

パソコンに移行する方法と、ICレコーダーに移行する方法の2つがあります。

パソコンに移行する場合は、MDプレーヤーをパソコンに接続し、MDプレーヤーで音源を再生してリアルタイムで録音します。音量の調整やファイル名の設定といった手間がかかります。

ICレコーダーに移行する場合は、USBケーブルを使ってMDプレーヤーと接続します。MDプレーヤーにUSB端子が備わっていなければ、この方法は使えません。USB端子が備わっていても、MDプレーヤーが再生専用の場合は移行できないため注意しましょう。

再生可能なMDプレーヤーと接続ケーブルを持っているなら、費用をかけずにデータを移行できます。

ただ、MDプレーヤーが壊れていたり手元にない場合は、購入する必要があります。MDプレーヤーは現在生産されていないため必然的に中古品を探すことになりますが、再生可能なものは値段が高騰しています。せっかく買っても、すぐに壊れてしまう可能性があることを理解しておきましょう。

ダビング業者に依頼する

「MDプレーヤーを持っていない」「大量のMDディスクをダビングしたい」「なるべく手間や時間をかけたくない」という場合は、専門のダビング業者に依頼するのがおすすめです。ダビングサービスを利用するメリットは、高音質でのデータ移行が可能であること、そして手間がかからないことです。

お金はかかりますが、MDプレーヤーを買うよりは安く済む可能性もあります。手軽さと安心感をを考えると、コストパフォーマンスが良いといえるでしょう。

まとめ

このページでは、かつて流行したMDディスクの捨て方について解説しました。処分したいMDディスクの量や自身の状況、優先したいことを考えながら、適切な処分方法を選びましょう。また、MDディスクを処分する際は個人情報の流出に気を付けることも大切です。

「捨てたことを後悔しないか心配…」という方は処分の前にデータを移行すると良いでしょう。自分でダビングすることも可能ですが、高音質のデータを残したいなら専門業者に依頼するのがおすすめです。ぜひ検討してみてください。

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