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ダビングしたDVDが再生できない

このページでは、動画データをダビングしたDVDが再生できない原因や対処法について解説しています。DVDが読み取れなかったり、データを読み取れても再生できなかったりする場合、様々な原因が考えられるためまずは全体像を把握しておきましょう。

ダビングしたDVDが再生できない時の原因・対処法

動画データをダビング・コピーしたDVDがきちんと再生できなかったり、データをそもそも認識されなかったりする場合、以下のような原因が一例として想定されます。

DVDの読み取り面の物理的破損

例えばDVDの読み取り面に傷が付いていたり汚れが付着していたりすれば、レーザーがDVDの読み取り面へ照射されても適切にデータを読み取れず、結果的にデータが読み込めなかったり動画として再生できなかったりといった問題が生じます。

DVDが単に汚れているだけであれば、読み取り面を柔らかい布で拭いて綺麗にするると再び読み取れる可能性はあります。また、微細な傷であればクリーナーでクリーニングすれば再生できる可能性もあります。

しかし明らかに深い傷が付いている場合、修復してもDVDのデータが復元できないパターンが多いので、保管場所や方法は注意が必要です。

ディスクの種類に再生機器が対応していない

例えばDVDでもDVD-RとDVD-RWでは種類が異なり、またDVDであっても片面一層ディスクや片面二層ディスクがあるなど、様々な形式やタイプが存在しています。そのため、例えばDVDは再生できてもDVD-RWに非対応な再生機であれば、適切に動画データを読み取れずに再生できないといった現象も起こりえるでしょう。

基本的に、現在市販されている再生機やパソコンOSであれば一般的なDVDには対応していると考えられますが、特殊な形式の機種や古い機種などであれば特定のメディアに対応していないといった可能性は考えられます。

動画ファイルでなくデータファイルとして保存されている

同じ内容を記録しているデータであっても、実際には様々な記録形式があります。動画ファイルは「動画」として保存されていなければ、再生機で再生できません。

例えば、動画データをテキストデータとして文字列に変換して保存した場合、それは確かに動画の内容を示すデータでありながら、実際には単なる数字やアルファベットの羅列としてしか表示されないという仕組みです。

動画のファイル形式には様々な種類がありますが、DVDへダビングする際は必ず「動画形式」で記録・保存・複製することが重要です。

ファイル形式に対応していない

きちんと動画ファイルとして保存したにもかかわらず、映像として再生できない場合、再生機やインストールされている再生ソフトなどが対象のファイル形式に対応していない可能性が高いでしょう。

そのような場合、他の再生機であれば映像を観られても、自分の再生機では映像が再生されないといった事態も起こりえます。

なお、動画編集ソフトなどを利用して、動画の形式を変換した上で再保存すれば改めて再生できる可能性はあります。

CPRMに非対応の場合は動画を録画できない可能性も

デジタルテレビ放送の番組をハードディスクに保存している場合、その動画には「CPRM(Content Protection for Recordable Media)」という著作権保護技術が反映されており、改めて動画をDVDにコピーしようとしても対応していないメディアであれば動画は記録できません。

なお、CPRMはデジタルテレビ放送の番組について「1回限り」の録画を認める著作権保護技術であり、ハードディスクからDVDへデータがダビングされれば、同時にハードディスクへ保存されていた元データが消去されます。

ファイナライズ処理が完了していない

ファイナライズ処理とは、データを記録したDVDを、最終的に他の再生機やデバイスなどで読み取れるように仕上げる工程です。ファイナライズ処理が完了していないDVDに記録されている動画は、他の再生機やデバイスでは映像として再生できません。

なお、一般的にDVDコピーに利用されるDVD-R/DVD+Rは、ファイナライズ処理をするとそれ以降のデータ書き込みが行えなくなる点も覚えておきましょう。

ファイナライズ処理とは?

ファイナライズ処理とは、コピーディスクを最終的に仕上げる工程であり、コピーCDやダビングDVDの再生を行うために必要不可欠なデータ処理です。

ファイナライズ前の書き込みができる状態のDVDは、保存されている動画データが整理されていないのと同じ状態だと考えてください。保存した機種ならデータの在り処がわかりますが、違う機種だとどこになにがあるのかわからない=再生できない、ということに。その状態をファイナライズ処理によってデータを整理し、他の機種でも再生可能にします。これ以上わからない方法でデータが保存されないように、書き込みができないようにもするため、ファイナライズする前には追加データがないか確認しておきましょう。

見方を変えれば、ファイナライズ処理を完了させれば改めて映像データとして再生できる可能性はあるということです。

ファイナライズ処理が不要なメディアもある?

形状はDVDと似ているものの、例えばブルーレイディスクはファイナライズ処理が不要です。フォーマット形式がDVDとは異なっており、他の機種でも再生可能という特徴があります。ただし、一部の機種やパソコンでの再生ができない場合があります。

ダビングしたDVDをファイナライズする方法

基本的に、パソコンの専用ソフトなどでDVDを焼く場合、自動的にファイナライズ処理が行われます。ただし、記録するデータをメディアにコピーしただけで取り出したような場合、ファイナライズ処理が完了していないため改めてファイナライズ処理を実行することが必要です。

ファイナライズの方法はパソコンやソフト、レコーダーなどによって異なっており、例えばファイナライズが完了していないメディアをパソコンへ挿入すれば自動的にファイナライズを行うかどうかの確認画面が表示されることもあります。

実際の手順や方法については自分が利用している機器やデバイスごとに説明書等を確認してください。

DVDが再生できない原因を明確にして対処しよう

DVDの読み取り面が明らかに汚れていたり傷ついていたりすれば、クリーナーなどを使って綺麗にすることで再生可能になる場合があります。ファイルの保存形式に問題があれば動画編集ソフトやエンコーダーといった専用ソフトを使って適切な形式に再出力することもできるでしょう。パソコンにディスクを挿入して「ファイナライズを実行しますか?」といった確認が表示されれば、そのDVDは未ファイナライズだったと分かります。

動画を再生できない場合、その原因が分かれば対処法も見えてきます。しかし、原因によっては個人で対処できない場合や、そもそもメディアが大量にあって1人で作業するのが困難なこともあるでしょう。そのような際はダビングサービスを利用してプロに任せることも有効です。

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